研修医には悪いが...
2006年9月7日 医療の問題 コメント (5)『 --「医療ミス」と遺族提訴 研修医がカテーテル挿入 --
栃木県立がんセンター(宇都宮市)で昨年8月、男性患者=当時(73)=が死亡したのはカテーテル挿入時のミスが原因として、遺族が5日、県に約4500万円の損害賠償を求める訴訟を宇都宮地裁に起こした。
訴状によると、男性は膵臓(すいぞう)がんのため昨年7月に入院。同8月9日、首の静脈へのカテーテル挿入の際、研修医が誤って動脈などを傷つけたため、出血性ショックによる多臓器不全で同月23日に死亡した。
原告側は「主治医が立ち会わず、研修医らに行わせたなどの過失がある」と主張している。
同センターは「訴状が届き次第対応する」としている。
宇都宮南署は今年3月、業務上過失致死容疑で研修医を書類送検した。』
主治医が立ち会っていても事故が予防できたかどうかは疑問である.研修期間中は指導医が必ずつくにしても,それで事故が起きて今度は指導医の指導が悪いと訴えられることはないのであろうか.
さっき入院患者さんの右鎖骨下静脈にIVHカテを入れてきたばかりでこれを見たのだが,ここに研修医がいなくて良かったとつい思ってしまった.
栃木県立がんセンター(宇都宮市)で昨年8月、男性患者=当時(73)=が死亡したのはカテーテル挿入時のミスが原因として、遺族が5日、県に約4500万円の損害賠償を求める訴訟を宇都宮地裁に起こした。
訴状によると、男性は膵臓(すいぞう)がんのため昨年7月に入院。同8月9日、首の静脈へのカテーテル挿入の際、研修医が誤って動脈などを傷つけたため、出血性ショックによる多臓器不全で同月23日に死亡した。
原告側は「主治医が立ち会わず、研修医らに行わせたなどの過失がある」と主張している。
同センターは「訴状が届き次第対応する」としている。
宇都宮南署は今年3月、業務上過失致死容疑で研修医を書類送検した。』
主治医が立ち会っていても事故が予防できたかどうかは疑問である.研修期間中は指導医が必ずつくにしても,それで事故が起きて今度は指導医の指導が悪いと訴えられることはないのであろうか.
さっき入院患者さんの右鎖骨下静脈にIVHカテを入れてきたばかりでこれを見たのだが,ここに研修医がいなくて良かったとつい思ってしまった.
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