W杯サッカーは猫だまし
2006年6月14日 社会の問題 コメント (4)『 -- サポーターら殴り合い、数人けが 山梨の観戦会場 --
13日午前0時ごろ、サッカーW杯ドイツ大会の日本対豪州戦を観戦する山梨県韮崎市本町4丁目のパブリックビューイング会場で、サポーターの若者10人ほどが殴り合う騒ぎがあり、数人が軽いけがを負った。山梨県警韮崎署は、暴行の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いている。
同署によると、市営総合運動場体育館での試合観戦後、一部の若者が「日本が負けたのににやにやしている」などと因縁をつけ、もみ合いになったという。
同夜のパブリックビューイングでは、約400人のサポーターが観戦した。韮崎市は、日本代表の中田英寿選手の母校・韮崎高校がある。 』
『 -- 療養病床削減の影響懸念 参院が地方公聴会 --
参院厚生労働委員会は12日、高齢者の負担増や入院日数の短縮で医療給付費の抑制を図る医療制度改革関連法案について、北海道千歳市で地方公聴会を開いた。高齢者が長期入院する療養病床の削減による影響を懸念する意見が相次ぎ、受け皿づくりの必要性が指摘された。
苫小牧東病院の橋本洋一(はしもと・よういち)理事長は「病院経営に大きな打撃を与えるだけでなく、淘汰(とうた)される病院の続出も予想される」と懸念を表明。北海道勤労者医療協会の堀毛清史(ほりけ・きよし)副理事長は「地域医療そのものが崩壊しかねない」と述べ、同法案の廃案を訴えた。
一方、北海道医師会の山本直也(やまもと・なおや)常任理事は「次の世代のために、このつらさを耐えなければならない」と法案に一定の理解を示した。北海道奈井江町の北良治(きた・りょうじ)町長は「家庭の事情などで入院し続ける社会的入院が多いのも現実だが、この人たちが安心して移行できる受け皿づくりが必要だ」との認識を示した。
同法案について、13日の委員会で採決するよう求めている与党側に、野党側は「審議が不十分だ」として反発しているが、与党側は同日の質疑終了後に採決する方針だ。』
W杯の初戦は負けたようだ.ドーハの悲劇以来サッカーは観ていない.日本が負けてがっかりするのが厭だからだ.そもそも自分が出場しているわけでもないのに一喜一憂してもしょうがない.しかし,サポーターほどではないにせよ今週はテレビでサッカー観戦に興じる人は多いのだろう.テレビを観るだけで日頃のストレスが解消されるならそれはそれで結構なことだ.だが,たとえ日本が負けてもそのウサばらしを他の観客にするのはやめてもらいたいものだ.
ところで,国民の関心がサッカーに向いている間に医療制度改革関連法案というまれにみる悪法がロクな議論もされないままに成立しようとしている.サッカー観戦に興じている若者にわかるはずもないだろうが,それがどんなに自分たちにとって負担の大きいものかは彼らの親が病気になった時にいやというほど思い知ることになるのだろう.
ここでもまた知らぬが仏なのだが,その時になって病院や医師にウサばらしされるのではないかと心配になるのは私だけだろうか.今の日本は知らない者がバカを見るような社会になっているということに気づいて冷静に考えれば,こんなものはマスコミの猫だましだということくらいわかるのではないだろうか.小泉首相を筆頭に政府や官僚そしてマスコミまでもが一体になってお人好しな国民をだましているような気がするのは私だけだろうか.
13日午前0時ごろ、サッカーW杯ドイツ大会の日本対豪州戦を観戦する山梨県韮崎市本町4丁目のパブリックビューイング会場で、サポーターの若者10人ほどが殴り合う騒ぎがあり、数人が軽いけがを負った。山梨県警韮崎署は、暴行の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴いている。
同署によると、市営総合運動場体育館での試合観戦後、一部の若者が「日本が負けたのににやにやしている」などと因縁をつけ、もみ合いになったという。
同夜のパブリックビューイングでは、約400人のサポーターが観戦した。韮崎市は、日本代表の中田英寿選手の母校・韮崎高校がある。 』
『 -- 療養病床削減の影響懸念 参院が地方公聴会 --
参院厚生労働委員会は12日、高齢者の負担増や入院日数の短縮で医療給付費の抑制を図る医療制度改革関連法案について、北海道千歳市で地方公聴会を開いた。高齢者が長期入院する療養病床の削減による影響を懸念する意見が相次ぎ、受け皿づくりの必要性が指摘された。
苫小牧東病院の橋本洋一(はしもと・よういち)理事長は「病院経営に大きな打撃を与えるだけでなく、淘汰(とうた)される病院の続出も予想される」と懸念を表明。北海道勤労者医療協会の堀毛清史(ほりけ・きよし)副理事長は「地域医療そのものが崩壊しかねない」と述べ、同法案の廃案を訴えた。
一方、北海道医師会の山本直也(やまもと・なおや)常任理事は「次の世代のために、このつらさを耐えなければならない」と法案に一定の理解を示した。北海道奈井江町の北良治(きた・りょうじ)町長は「家庭の事情などで入院し続ける社会的入院が多いのも現実だが、この人たちが安心して移行できる受け皿づくりが必要だ」との認識を示した。
同法案について、13日の委員会で採決するよう求めている与党側に、野党側は「審議が不十分だ」として反発しているが、与党側は同日の質疑終了後に採決する方針だ。』
W杯の初戦は負けたようだ.ドーハの悲劇以来サッカーは観ていない.日本が負けてがっかりするのが厭だからだ.そもそも自分が出場しているわけでもないのに一喜一憂してもしょうがない.しかし,サポーターほどではないにせよ今週はテレビでサッカー観戦に興じる人は多いのだろう.テレビを観るだけで日頃のストレスが解消されるならそれはそれで結構なことだ.だが,たとえ日本が負けてもそのウサばらしを他の観客にするのはやめてもらいたいものだ.
ところで,国民の関心がサッカーに向いている間に医療制度改革関連法案というまれにみる悪法がロクな議論もされないままに成立しようとしている.サッカー観戦に興じている若者にわかるはずもないだろうが,それがどんなに自分たちにとって負担の大きいものかは彼らの親が病気になった時にいやというほど思い知ることになるのだろう.
ここでもまた知らぬが仏なのだが,その時になって病院や医師にウサばらしされるのではないかと心配になるのは私だけだろうか.今の日本は知らない者がバカを見るような社会になっているということに気づいて冷静に考えれば,こんなものはマスコミの猫だましだということくらいわかるのではないだろうか.小泉首相を筆頭に政府や官僚そしてマスコミまでもが一体になってお人好しな国民をだましているような気がするのは私だけだろうか.
コメント
していたのですが。まあウチもサッカーは観ませんが。
サッカーを盾にして、越後屋と悪代官がこそこそと悪事を
企んでるようなそんな感じがしますね。
色んな方面の事柄を書いていらっしゃって、とてもタメになっています!
この数年間は特に『政治のことに気を留めていない人の多い間にどんどんやってしまおう!』という感じで、色んな悪法案が成立しているような気がして憂鬱です。
マスコミについても同感です!
より分かりやすく親しみやすく。といった風な○○チルドレンやら○○劇場やらの表現を使って取り上げるばかりで、肝心の黒い部分についてはあやふや・・。
長々と吐き出してしまいました。
これからも楽しみにしています^^
いつも読んでいただきどうもありがとうございます.
史上最凶の乳ガン患者こと最凶と申します。
医療とメディアについて関心を持っていますので、TBさせていただきました。
今後ともよろしく。