そして誰もいなくなる
『自民党の片山虎之助参院幹事長(自治体病院議員連盟会長)は25日、東京都内で開かれた全国自治体病院協議会の定時総会で、へき地の自治体病院の医師不足について「実質は年間何千人も(医師は)増えているのに、すべての地域に行き渡らない。離島や山村に行ってくれる医師を増やさないといけない」と述べ、医師増員の必要性を強調した。』

 正確には年々医師になる人は減っているのにこういう考え方はどこから出てくるのだろうか.こんなこと言ってるようじゃ何故へき地の自治体病院の医師が辞めて誰も行かなくなったのか,本当の理由なんてきっとわからないだろうなあ.一生懸命働いても報われなければ誰だってやる気も失せて燃えかすになってしまうだろうに.

 気のせいか,雨も冷たく感じられる.

コメント

nophoto
http://ameblo.jp/joban/
2006年5月30日22:01

先日、某番組でスーパードクター脳神経外科医が出演してました。太もものあたりからカテーテルを入れて脳内まで到達させ、その後細い針金?みたいなのを通してコイリングする。数日後には患者さんはすごい元気になってた。
みんながみんなうまくいくわけではないと思いますが、テクニカルな仕事をハードにこなす脳神経外科の先生は精神面でもすごいと思う。

ブログ脳外科医
脳外科医
2006年5月31日5:41

血管内手術は脳神経外科医だけでなく放射線科医や循環器内科医もやっています.米国では神経内科医もやっているそうです.血管内手術が開頭術にとって替わるものでもありません.外科的治療の選択肢のひとつにすぎないのです,それに精神面で脳神経外科だけが特に大変と言うことはないと思います,人の命にかかわる仕事なら医師でなくてもどれも大変だと思います.それから,視聴者が感動するようにつくられているテレビ番組に感動するのはいいですが,あまり真に受けない方がいいと思います.それらは医療の一面を見ているにすぎません.医療ドキュメントや健康番組で自分に都合のいい話だけを見聞きして勘違いした人たちも医療現場を混乱させる原因になっていると思います.

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