『 -- 修学旅行中の高校生1人死亡、1人不明 沖縄・波照間島 --
17日午後1時45分ごろ、沖縄県竹富町の波照間島のニシ浜ビーチで、修学旅行に来ていた横浜市の男子高校生3人が波にさらわれ、2人の行方がわからない、と地元の消防団から八重山署に通報があった。約1時間後、1人がリーフ沿いで浮いているのを発見され、波照間診療所に運ばれたが、死亡が確認された。残る1人は見つかっておらず、警察と海上保安部が夜まで船やヘリコプターで捜索した。
同署などによると、死亡したのは横浜市立鶴見工業高校3年の青柳宏三郎さん(17)。青柳さんらはこの日午前、男子生徒32人と教師2人、添乗員1人の計35人で島を訪れた。島内を観光後、午後1時ごろからビーチで水遊びをしていた。
救助された1人は「3人で腰付近の深さの所を歩いていたら波にさらわれてしまった」と話しているという。この生徒はたまたま足のつく場所に流れ着き、救助に向かっていたダイビング船に助けられた。地元の人によると、現場付近は当時、台風1号の影響で波があった。波照間島は周囲約15キロで、有人島としては日本最南端に位置する。』
修学旅行での痛ましい事故のニュースだが,腰の深さの所で波にさらわれるというところが気になった.おそらくリップ・カレント(離岸流)が発生していたのだろうか.水の流れる力がいかに恐ろしいものかということは流されてみたことがないと理解できないだろうが,台風の影響で波が出ているのにもかかわらず海で水遊びをするのが危険だということは知らなかったではすまされないかもしれない.
実際,リップ・カレントによる事故はライフガードの人ならおそらく誰でも知っているはずであるが,高校の先生たちが水遊び程度ならと海をあまくみていたのが命取りになったのではないだろうか.やはり,可能性のあることはすべて起こると思わないと危険を回避することはできないということなのだろう.それにしても楽しい思い出になるはずの修学旅行で友人を目の前で失った級友にとっては一生記憶に残る悪夢の1日となるに違いない.
患者さんと話をすると,病気も自分が経験するまではまるで自分には無縁のように思っていた人が多い.だが,自殺を除けば病気や事故以外で亡くなる人間なんていないのだ.つまり,あなたが病気や事故に遭う確率はほぼ100%なのである.それなのに自分の体を大切にしなかったり,危険に対して無防備な人があまりに多いのではないだろうか.こういうことが自然に理解できるようになれば1日を大切にするようになり,毎日をもっと有意義に過ごせるようになるのだろう.
17日午後1時45分ごろ、沖縄県竹富町の波照間島のニシ浜ビーチで、修学旅行に来ていた横浜市の男子高校生3人が波にさらわれ、2人の行方がわからない、と地元の消防団から八重山署に通報があった。約1時間後、1人がリーフ沿いで浮いているのを発見され、波照間診療所に運ばれたが、死亡が確認された。残る1人は見つかっておらず、警察と海上保安部が夜まで船やヘリコプターで捜索した。
同署などによると、死亡したのは横浜市立鶴見工業高校3年の青柳宏三郎さん(17)。青柳さんらはこの日午前、男子生徒32人と教師2人、添乗員1人の計35人で島を訪れた。島内を観光後、午後1時ごろからビーチで水遊びをしていた。
救助された1人は「3人で腰付近の深さの所を歩いていたら波にさらわれてしまった」と話しているという。この生徒はたまたま足のつく場所に流れ着き、救助に向かっていたダイビング船に助けられた。地元の人によると、現場付近は当時、台風1号の影響で波があった。波照間島は周囲約15キロで、有人島としては日本最南端に位置する。』
修学旅行での痛ましい事故のニュースだが,腰の深さの所で波にさらわれるというところが気になった.おそらくリップ・カレント(離岸流)が発生していたのだろうか.水の流れる力がいかに恐ろしいものかということは流されてみたことがないと理解できないだろうが,台風の影響で波が出ているのにもかかわらず海で水遊びをするのが危険だということは知らなかったではすまされないかもしれない.
実際,リップ・カレントによる事故はライフガードの人ならおそらく誰でも知っているはずであるが,高校の先生たちが水遊び程度ならと海をあまくみていたのが命取りになったのではないだろうか.やはり,可能性のあることはすべて起こると思わないと危険を回避することはできないということなのだろう.それにしても楽しい思い出になるはずの修学旅行で友人を目の前で失った級友にとっては一生記憶に残る悪夢の1日となるに違いない.
患者さんと話をすると,病気も自分が経験するまではまるで自分には無縁のように思っていた人が多い.だが,自殺を除けば病気や事故以外で亡くなる人間なんていないのだ.つまり,あなたが病気や事故に遭う確率はほぼ100%なのである.それなのに自分の体を大切にしなかったり,危険に対して無防備な人があまりに多いのではないだろうか.こういうことが自然に理解できるようになれば1日を大切にするようになり,毎日をもっと有意義に過ごせるようになるのだろう.
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