『 -- ニコチンパッチ保険薬に 厚労省、今月中に --

 川崎二郎厚生労働相は12日の衆院厚生労働委員会で、禁煙時に体内のニコチン濃度が低下する際の禁断症状を抑える「ニコチンパッチ」を公的保険の対象とすることを明らかにした。近く医薬品の保険適用の可否を検討する中央社会保険医療協議会を開き、今月中に保険薬とする。

 禁煙治療については、4月から公的医療保険の対象となったが、パッチが保険適用外であることから、パッチを使うと違法な「混合診療」に該当。厚労省は4月 28日の医療機関向け通知で「使えば禁煙指導全体が(全額自己負担の)自由診療となる」と明確にしていた。保険適用を急いだのは、医療現場の混乱や日本禁煙学会からの批判を受けたためとみられる。

 禁煙指導は従来、保険のきかない自由診療として全額が患者の自己負担で行われてきた。しかし4月の診療報酬改定で、ニコチン依存症と診断された患者に対して日本循環器学会などが作成した標準手順書に基づく治療をした場合の保険適用が認められた。

 学会の手順書がパッチ使用を前提としているため、パッチ自体は保険適用外でも、その分を患者が負担すれば、検査や問診には保険を適用できると判断して禁煙治療した医療機関が相次いだ。ところが、パッチ分だけの自己負担は認められず、地域の医師会が注意を促すなど、医療現場に混乱が起きていた。

 日本禁煙学会は「治療が手順書を前提としながら、パッチを使えば、保険の適用外となるのは自己矛盾だ」として、4月にさかのぼってパッチを保険適用することを求める要望書を厚労省に提出していた。』

 いまさら何だという感じで,相変わらずいいかげんな保険適用である.いまさら認可するのならもっと効果のありそうなこっちのほうがいいかも.

『 -- 米ファイザーの禁煙薬認可 脳で作用、禁断症状を緩和 --

 米食品医薬品局(FDA)は11日、米医薬品大手ファイザーが申請していた禁煙薬「チャンピックス」の販売を承認したと発表した。AP通信によると、禁煙ガムやパッチとは異なる内服用の禁煙薬としては、1997年承認の「ザイバン」(英グラクソ・スミスクライン)以来となる。

 ニコチンの代替成分が、脳内でニコチンの影響を受ける部位に作用して禁断症状を和らげるとともに、たばこを吸った場合にニコチンの作用をブロックする働きもある。FDAは国民の健康への利益が大きいと判断、優先審査の対象にした。

 喫煙者に12週間服用してもらう臨床試験の結果、5人に1人が一年後も禁煙を続けられていたという。

 米国の喫煙人口は成人の5人に1人、4500万人近くに上るといわれ、うち約3200万人は禁煙を望んでいるという。』

 それにしても5人に1人だっていうんだからやっぱり煙草を1箱1000円にしたほうが節煙効果は高いと思うのだがどうだろうか.

 ついでに言うと,いまだに受動喫煙をさせてくれる人が世の中にはいるのだが,こういう人たちをうまく撃退する機械をだれか開発してくれないだろうか.

コメント

la_barmaid
la_barmaid
2006年5月16日23:45

初めまして、たまたまランダムジャンプで飛んで以来、おもしろいので読ませていただいています。

>いまだに受動喫煙をさせてくれる人が世の中にはいるのだが,こういう人たちをうまく撃退する機械をだれか開発してくれないだろうか

これは嫌煙家の私も思っていました。

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