『 -- 政管健保保険料で温泉旅行 不適切支出1775万円  --

 社会保険庁は3日、政府管掌健康保険(政管健保)の保険料などから支出される健康保険関連補助金事業費を、同庁の関連団体職員が温泉旅行や忘年会費に使うなど、不適切な支出が5年間で計1775万円あったと発表した。

 社保庁が事業委託した全国社会保険協会連合会は、高額医療費への貸し付け事業や健康づくり事業費として支給された補助金のうち、計200万円を職員親睦(しんぼく)の温泉旅行や忘年会のほか、政管健保の野球大会開催費に使った。

 宮城県社会保険協会は、実際には臨時職員を雇っていないのに職員給与費として計774万円の補助金の支給を受け、パンフレット作成代や切手購入費などの事務費に流用していた。

 生活習慣病予防健診事業を委託された社会保険健康事業財団では、財団本部や全国18の支部で406万円を職員の親睦会の飲食代などに充てた。同財団支部の調査は終了しておらず、さらに不適切な支出が見つかる可能性があるという。

 このほか決算時に返還すべき剰余金を翌会計年度に繰り越して支出した事例などが判明した。

 補助金は政管健保のほか船員保険の保険料からの支出で、同庁は返還作業を進めている。

 昨年10月に総務省の行政評価で669万円の不適切支出を指摘されたのを受け、書類が残っている2000-04年度の5年分を同庁があらためて調査し、判明した。』

 ちょっとした休暇を終えて新年度を迎えた.心機一転また新たな気持ちで働こうと気合いを入れ直したばかりだというのにこのニュース.医療機関が不適切な保険請求をすると不正請求と言うのに自分たちが健康保険料を温泉旅行や忘年会費に使い込んだのは不適切支出と表現するらしい.それでもだれも懲戒免職になったりしないんだから国家公務員はいい職業である.これが4月バカなら笑えもするが,月末毎にレセプトに泣かされ,この4月からはさらに診療報酬が引き下げになって泣きっ面に蜂の病院や医師にすれば腹立たしいことしきりであろう.あまりにバカだと怒る気も失せるが,それも向こうの狙いかもしれないから世の中わからない.

 ところで,呼吸器を外して延命を中止した外科医の話題は私が休暇中に風向きがだいぶん変わってきたようである.どういう形で決着するかもう少し様子を見てからコメントさせていただきたい.なにせしばらく(といっても1週間ほどだが)ベッドサイドを離れただけですっかり感覚がリセットされてしまい脳外科医にもどるのにはもう数日はかかりそうだったりするのである.

 というわけで,無事に病棟復帰を果たしましたので,またこれからも『病室の窓から見えるもの』をよろしくお願いいたします.

コメント

nophoto
nochu@女医日記
2006年4月5日20:16

先生、おかえりなさい(^_^)/~
リフレッシュできて、良かったですね!

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