『 -- 先進国の寿命100歳へ 30年までに、米学者が予測 --

 がん治療などの医療や老化防止研究が現在のペースで進み普及すれば、人間の平均寿命が2030年までに100歳前後になる可能性が高いとの予測を米スタンフォード大のシュリパド・トゥルジャパーカー教授(生物学)がまとめた。ただし、恩恵は高価な先端医療を受けられる先進国に限られ、"命の南北格差"は拡大する見通しだ。

 同大広報部が明らかにした教授の研究によると、世界各地の人口増加率や経済レベルのデータに、医療や老化防止の進歩と普及の予測を当てはめると、現在80歳前後の先進国の寿命は10年から30年にかけて飛躍的に延び、100歳前後に達すると推測できるという。

 しかし、進歩がめざましいがん治療や老化防止研究による医療を受けられるのは今後も豊かな国々の人に限られる見通し。トゥルジャパーカー教授は、アフリカでエイズ問題が深刻化しながら高価な治療薬は先進国に偏在する現実を指摘し「こうした現状を変えなければ貧しい国は(貧困の)悪循環に陥る」としている。

 米医学会には、同教授のように医療技術の進歩を重視し、寿命が延びるとする予想がある一方、米国を代表とする先進各国では肥満問題が深刻化し、糖尿病罹患(りかん)率の増加で今後、平均寿命は短くなっていくとの見方もある。』

 この予測にはちょっと衝撃を受けた.私は現在の平均余命でしか自分の人生を考えていなかったのである.以前の日記にも書いたがすでに私は人生の半分を過ぎてしまったと思い込んでいたのだ.なんと医師として軽率な判断だったのだろう.言われてみれば自分が医師になりたての頃に比べれば10年くらいは日本人の平均寿命は延びていたのだ.今後さらに10年や15年くらい延びても不思議はない.

 そうなると延長された人生の時間をどう過ごすかということを考えなければならない.仕事は何歳までやればいいのだろうか.せっかく長くなるのだから仕事以外にも有効に使いたいと思うのだがいい考えが浮かばない.時間はたっぷりありそうだからゆっくり考えればいいのだろうが,あなただったら何に使うのだろうか.

コメント

dol.sakana
つまみ
2006年3月10日17:22

勝手にリンクはらせて頂いて勝手に日々読ませていただいてます。
はじめまして。
私はあまり先の事を考えない人間なんですが、何をするか考えるより。
その時にやりたい事が出来る環境の為に今を過ごしていますね
まぁ不慮の事故等で死んでしまう可能性もあるわけでして、今を楽しく過ごしたいと思う日々です

スミぱん@国会を見よう
スミぱん
2006年3月12日7:37

私だったら紅茶を飲みつつ、好きなクラシックを聴いて、
読まずに積まれている小説をよむか、在庫と化している
プラモを徹底的に作るかどちらかですね。でも、その前に
定年も延長されて、仕事をしているかも。(苦笑)

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