『 -- 配偶者なし、冬が危険 脳血管・心疾患の死亡統計 --
夫や妻がいない人の冬が最も危ない-。厚生労働省が24日に発表した脳血管疾患と心疾患で死亡した人の統計から、こんな傾向が浮かび上がった。厚労省は「配偶者がいないと食生活が不規則になったり、ストレスが重くなったりするのが影響しているのではないか」と分析している。
厚労省によると、2004年の全死亡数約103万人のうち心筋梗塞(こうそく)や心不全などの心疾患は約16万人。脳梗塞(こうそく)や脳内出血などの脳血管疾患は約13万人。2疾患は循環器系疾患で、合計するとがんの32万人に匹敵する。
月別でみると、2疾患とも1月が最も多く、冬に集中。6月から9月の各月は1月の61-73%にとどまっている。冬は血管の収縮が激しい上、病状悪化の引き金になる風邪をひきやすいためで、がんに比べて季節の影響を受けている。
一方、2000年のデータで、年齢構成を考慮した死亡数(人口10万人当たり)は、心疾患では妻がいる男性が約91人なのに、未婚者は約257人、妻と死別した人は約158人だった。女性は、夫がいる人の約46人に対して、未婚者は約131人、死別した人は約84人で、男女とも配偶者がいない人の死亡率が高かった。脳血管疾患も同様の傾向がみられた。
04年の都道府県別では、男性の心疾患は青森が最も高く、愛媛、岩手が続いた。女性は愛媛、埼玉、徳島の順。脳血管疾患は、男性が青森、岩手、秋田、女性は岩手、青森、栃木の順だった。
厚労省は生活習慣病対策に重点を置き、05年からの10年間で、循環器系疾患の死亡率の25%減を目標にしている。』
『 -- 脳卒中・心筋梗塞、未婚の方が高死亡率 厚労省調査 --
結婚している人より未婚の人の方が、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)で亡くなる可能性が高い――そんな傾向があることが厚生労働省の調査でわかった。同省は「配偶者の存在が食生活のバランスや精神面のケアにプラスに働いていることに加え、夫婦で互いの体調の異変に気付きやすく、早期受診につながりやすいためではないか」と分析している。
毎年実施している人口動態統計などをもとに分析した。厚労省は生活習慣病対策を今後の施策の柱に掲げていることもあり、死亡原因でがんに次ぐ心疾患(2位)と、くも膜下出血などの脳血管疾患(3位)について調べた。
年齢構成のばらつきを調整したうえで人口10万人当たりの死亡率(00年)を「配偶者の有無」で比べたところ、心疾患で亡くなった人は、配偶者がいる男性の90.6人に対し、未婚者は257.1人、妻と死別した人は158.4人、離別者271.7人だった。
女性も、有配偶者の死亡者46.2人に対し、未婚者131.4人、死別者83.9人、離別者94.9人。いずれも配偶者がいる人の方が、死亡率は著しく低かった。この傾向は脳血管疾患でも同じだった。
一方、都道府県別の死亡率(04年)をみると、心疾患は男性が青森103.6人で最も高く、次いで愛媛(100.9人)、岩手(97.4人)。女性は愛媛(56.3人)、埼玉(53.8人)、徳島(53.3人)の順だった。 』
同様のことを厚生労働省の資料で調べると脳血管疾患で亡くなった人の年齢調整死亡率(00年)は、配偶者がいる男性の83.3人に対し、未婚者は190.5人、妻と死別した人は139.0人、離別者206.4人だった. 女性も、有配偶者の死亡者46.4人に対し、未婚者103.8人、死別者79.0人、離別者83.2人だった.
1985年頃を境に脳血管疾患による死亡率は心疾患を下回るようになったが,最近では死亡率の低下はゆるやかになっている.面白いのは心疾患の方が脳血管疾患よりも,そして女性より男性の方が配偶者の有無による影響が強いことだろう.それも死別より離別の方が死亡率が高い.
熟年離婚なんかされると男性にとってかなり精神的な痛手が大きいということなのだろうか.女性では死別と離別でそれほど死亡率が違わないし,そもそも全死亡率が男性の半分ほどであるから,女性は循環器系疾患に対しては男性の2倍ほど強いということになるのだろうか.やはり生物学的に女性は男性よりすぐれているのだろう.配偶者との別れという精神的ストレスにも強いようだ.
20代の頃に比べ筋力や瞬発力がかなり落ちてきた自分のことを考えると,女性に比べ格段に耐久性に劣るこの体を大事に使いなんとか長持ちさせないといけないようだし,熟年離婚なんかされて脳血管疾患で寝たきりなんてことにならないようにも気をつけないといけないようだ.私も含め人生も後半戦に入った働き盛りの男性達にとってはなんとも厳しい未来が待っているようである.
夫や妻がいない人の冬が最も危ない-。厚生労働省が24日に発表した脳血管疾患と心疾患で死亡した人の統計から、こんな傾向が浮かび上がった。厚労省は「配偶者がいないと食生活が不規則になったり、ストレスが重くなったりするのが影響しているのではないか」と分析している。
厚労省によると、2004年の全死亡数約103万人のうち心筋梗塞(こうそく)や心不全などの心疾患は約16万人。脳梗塞(こうそく)や脳内出血などの脳血管疾患は約13万人。2疾患は循環器系疾患で、合計するとがんの32万人に匹敵する。
月別でみると、2疾患とも1月が最も多く、冬に集中。6月から9月の各月は1月の61-73%にとどまっている。冬は血管の収縮が激しい上、病状悪化の引き金になる風邪をひきやすいためで、がんに比べて季節の影響を受けている。
一方、2000年のデータで、年齢構成を考慮した死亡数(人口10万人当たり)は、心疾患では妻がいる男性が約91人なのに、未婚者は約257人、妻と死別した人は約158人だった。女性は、夫がいる人の約46人に対して、未婚者は約131人、死別した人は約84人で、男女とも配偶者がいない人の死亡率が高かった。脳血管疾患も同様の傾向がみられた。
04年の都道府県別では、男性の心疾患は青森が最も高く、愛媛、岩手が続いた。女性は愛媛、埼玉、徳島の順。脳血管疾患は、男性が青森、岩手、秋田、女性は岩手、青森、栃木の順だった。
厚労省は生活習慣病対策に重点を置き、05年からの10年間で、循環器系疾患の死亡率の25%減を目標にしている。』
『 -- 脳卒中・心筋梗塞、未婚の方が高死亡率 厚労省調査 --
結婚している人より未婚の人の方が、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)で亡くなる可能性が高い――そんな傾向があることが厚生労働省の調査でわかった。同省は「配偶者の存在が食生活のバランスや精神面のケアにプラスに働いていることに加え、夫婦で互いの体調の異変に気付きやすく、早期受診につながりやすいためではないか」と分析している。
毎年実施している人口動態統計などをもとに分析した。厚労省は生活習慣病対策を今後の施策の柱に掲げていることもあり、死亡原因でがんに次ぐ心疾患(2位)と、くも膜下出血などの脳血管疾患(3位)について調べた。
年齢構成のばらつきを調整したうえで人口10万人当たりの死亡率(00年)を「配偶者の有無」で比べたところ、心疾患で亡くなった人は、配偶者がいる男性の90.6人に対し、未婚者は257.1人、妻と死別した人は158.4人、離別者271.7人だった。
女性も、有配偶者の死亡者46.2人に対し、未婚者131.4人、死別者83.9人、離別者94.9人。いずれも配偶者がいる人の方が、死亡率は著しく低かった。この傾向は脳血管疾患でも同じだった。
一方、都道府県別の死亡率(04年)をみると、心疾患は男性が青森103.6人で最も高く、次いで愛媛(100.9人)、岩手(97.4人)。女性は愛媛(56.3人)、埼玉(53.8人)、徳島(53.3人)の順だった。 』
同様のことを厚生労働省の資料で調べると脳血管疾患で亡くなった人の年齢調整死亡率(00年)は、配偶者がいる男性の83.3人に対し、未婚者は190.5人、妻と死別した人は139.0人、離別者206.4人だった. 女性も、有配偶者の死亡者46.4人に対し、未婚者103.8人、死別者79.0人、離別者83.2人だった.
1985年頃を境に脳血管疾患による死亡率は心疾患を下回るようになったが,最近では死亡率の低下はゆるやかになっている.面白いのは心疾患の方が脳血管疾患よりも,そして女性より男性の方が配偶者の有無による影響が強いことだろう.それも死別より離別の方が死亡率が高い.
熟年離婚なんかされると男性にとってかなり精神的な痛手が大きいということなのだろうか.女性では死別と離別でそれほど死亡率が違わないし,そもそも全死亡率が男性の半分ほどであるから,女性は循環器系疾患に対しては男性の2倍ほど強いということになるのだろうか.やはり生物学的に女性は男性よりすぐれているのだろう.配偶者との別れという精神的ストレスにも強いようだ.
20代の頃に比べ筋力や瞬発力がかなり落ちてきた自分のことを考えると,女性に比べ格段に耐久性に劣るこの体を大事に使いなんとか長持ちさせないといけないようだし,熟年離婚なんかされて脳血管疾患で寝たきりなんてことにならないようにも気をつけないといけないようだ.私も含め人生も後半戦に入った働き盛りの男性達にとってはなんとも厳しい未来が待っているようである.
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