『 -- 安藤美姫 号泣騒動 --

 フィギュアの安藤美姫が21日の本番を前に行われた記者会見の席上、大泣きした。テレビ局の記者が「亡くなったお父さんのために…」というお涙ちょうだいの質問をして泣かせたのが原因。彼女が8歳で父親を事故で亡くしたことは触れないでおこうとの“紳士協定”が報道陣の間で結ばれていたのを、問題の記者は知らなかったらしい。』

『 -- 亡き父への無神経な質問に美姫泣かされた --
トリノ五輪フィギュアスケート女子代表の安藤美姫(18=愛知・中京大中京高)が号泣した。19日、村主章枝(25)荒川静香(24)と臨んだ記者会見で、亡き父に対する質問に泣き出し、会見はそのまま終了した。本番会場で行われた会見直前の公式練習では、18日に続き2日連続で4回転ジャンプに成功させるなど、調子は急上昇中。21日(日本時間22日)の本番前に予想外のハプニングに見舞われたが、自慢の“切り札”で夢のメダルを目指す。

 突然のハプニングだった。共同会見も終盤にさしかかり、最後の質問として手を挙げた日本人テレビ記者が、安藤に問い掛けた。「亡くなられたお父さんにどういう誓いを持って滑りたいか」−。

 「えぇと…」とつぶやいた言葉が涙声に変わる。声を振り絞り「プライベートなので、そういう質問にはお答えできません…」と必死で答えると、うつむいて大粒の涙をこぼした。隣のキャロル・ヘイス・コーチに頭を、荒川に背中をさすられ、泣きながら会見場を後にした。』

 今夜も当直で救急車で搬入になったおばあちゃんを診たあとブログランキングで2位まで上昇したことを確認し一息ついてアクセス元を眺めていると『安藤美姫 父親』でアクセスしている人がたくさんいる.なんのことかと思っていたが,あしあと機能をみていたらコメントがあり事件に気がついたのだった.

 「最後の質問として手を挙げた日本人テレビ記者」とあるが,わざわざ最後に質問したのは確信犯にちがいない.記者会見の途中で泣かれたら他社が困るからだろう.知らないふりをして話題づくりのためにこんなことをするとは許せない.こんなマスコミばかりではないとは思うが,こういうことをやった以上ちゃんと謝罪した上で,このテレビ局の上司はそれ相応の処分をするべきだろう.試合前の大事な時期に日本のマスコミがこんなことをする事自体今回の冬季五輪に対するマスコミの姿勢が問われる重大事件だろう.

 報道の自由だの,表現の自由だの偉そうなことを言っても,最低限のマナーというものがあることをもっとマスコミは知るべきである.ムハンマド(マホメット)の風刺画でヨーロッパやイスラム諸国では多くの死者まで出る騒ぎになっていることは記憶に新しい.これとてマスコミの姿勢の問題だろう.

 インターネットが普及したおかげで,もう新聞やテレビだけがメディアではないのだ.同業者なのでどこのテレビ局か敢えて報道しなかったのだろうが,NHKのように自分たちで自分たちを律せないようであればいずれ淘汰されるということを忘れるべきではないだろう.

 

コメント

梔子
2006年2月21日2:03

知っていても知らなくっても、あまり聞かれたくない質問。

人間、話したくないこともある。

彼女の幼い時の記憶。

まだこの年齢だと泣きたくなる気持ち、私も解る。

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