韓国へ卵子売買ツアー？

『--購入の日本人女性も追跡　卵子売買事件で韓国当局--

　韓国人グループがインターネットを通じ韓国人女性から卵子を購入し不妊に悩む日本人女性に販売していた事件で、韓国捜査当局は7日、卵子を購入した日本人の行方も追跡していることを明らかにした。聯合ニュースが伝えた。

　当局はまた、グループと書面で卵子の売買契約を結んだ複数の韓国人女性を確認、さらに契約を結んだ女性がいるとみて調べている。

　捜査当局によると、警察が押収した名簿には200人以上の韓国の女子大生や主婦の名前が記載されていた。購入した卵子の体外受精に失敗したため別の韓国人2-3人から再度購入した日本人もいたという。

　警察当局はこれまでに、生命倫理および安全に関する法違反の容疑で韓国人グループ11人を拘束、売買に協力した日本人の行方も追っている。』

　買うものがいるから売るものがいるということなのだろうが、売春ツアーと比べて生命倫理の上ではどちらがたちが悪いだろうか。こんなことをして授かった子供たちが幸せになるのだろうか。将来において違法に人工授精で誕生した人間を選別することは技術的に難しくはないだろう。違法に誕生した人間には日本国籍を与えないということも可能だろう。

　目先のことだけ考えて誕生した子供の将来を考えない親たちに不妊症治療を行う必要はないだろう。不妊症を健康保険で治療させようという意見を言った女性政治家もいたようだが、そもそも医学とはそういう使い方をするものではないと思う。人工授精の発想の根底は堕胎と同じということに気づくべきである。もっとも堕胎に関する倫理観も日本人は乏しいから人工授精も当然か。生む自由とか生まない自由を言うのなら堕胎もすべて健康保険適用にするのがいいだろう。

　自然に健康に生まれたにもかかわらず餓死していく子供たちが世界にはたくさんいるのである。少子化だから人工的に増やせばいいという発想は先進国的エゴであり畜産と同じレベルの産業に過ぎないと思うのだがどうだろうか。