『--忘れ物とがめ、教諭が男児を逆さづり 広島の小学校--

 広島市佐伯区の市立五日市南小学校(和田克彦校長)で、男性教諭(50)が忘れ物をした3年生の男児を逆さづりにし、あやまって下に落として前歯2本の一部を欠くけがをさせていたことが25日、分かった。男性教諭は児童と保護者に謝罪し、24日から自宅待機している。

 市教委や同校によると、男性教諭は21日の4時間目の授業中に、絵の具を忘れた2人の児童を注意。2人をそれぞれ抱えた際に、1人の男児を頭から床に落としてしまったという。児童が頭を打ったため、同校はすぐに病院で検査をさせたが、異常はなかった。

 教諭は、一学期にも児童を逆さづりにしたことがあり、和田校長から指導を受けていた。和田校長は「学校教育であってはならないこと。二度と起こらないようにしていきたい」と話している。 』

 忘れ物をしたことに対する罰で前歯を欠けさせられてなどということがあっていいのだろうか.頭を打ったとあるが,場合によっては脳挫傷や頚髄損傷で寝たきりになってしまう危険性さえあるのだ.たとえ冗談だとしてもやっていいことと悪いことがある.

 以前にもやっていて注意を受けたそうだが,懲りていないようだから処分がよほど甘かったのだろう.そもそも忘れ物に対して体罰とはどういうことだろうか.せいぜい廊下で反省させる程度で良かったのではないだろうか.

 治療上必要な処置をしても結果が悪いと刑事訴訟になっている外科医からみれば,必然性の無い罰を与え怪我をさせたのならこの教師こそ業務上過失傷害罪が適当なのではないだろうか.いや,校長に注意されていたのに故意にやっていたのだから傷害罪のほうが適当かも知れない.

 いずれにしてもこんな教師が学校にいるかと思うとぞっとする.教育現場もそうとう人材不足が進んでいるようである.

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