『--アーチェリー山本 6連覇かかった国体に出場できず--

 アテネ五輪男子アーチェリー銀メダルの山本博(埼玉・大宮開成高教)が、チームを組む他の選手の登録ミスから個人で6連覇のかかる岡山国体に参加出来なくなったことが27日分かった。3人1組の埼玉チームの1人が、一昨年の静岡国体に出身地の佐賀から出場。違う県から代表になる場合には2大会、間を空けなければならない規約があり、チーム全体の出場が取り消しになった。 』

 高校野球ではレギュラーでない部員の不祥事でも甲子園に行けなくなる.それでさえも私としては納得できない部分もあるのだが,国体の規約というのも連帯責任の考え方なのだろうか.

 山本選手といえば学生時代に聞いた名前であったが,アテネ五輪でも大活躍したので私はなぜか大変嬉しかったのである.だから個人記録のかかった試合に出られないのは大変残念だ.

 甲子園の1回欠場も人生で大きな意味をもつのでチームの不祥事で出場できない高校球児も大変かわいそうだが,選手生活も終盤に近いであろう山本選手には特に同情を禁じえないのである.別に五輪メダリストだからではなくスポーツに人生を賭けてきた者に対する尊敬の念からであるが何とかならないものだろうか.

 これに比べると『結核の入院命令を拡大解釈した通知を厚生労働省が16年ぶりに廃止した』件に対する厚生労働省結核感染症課の塚原太郎課長の「都道府県で結核対策に支障が出ることは理解しているが、新通知により違法状態は解消したという認識だ。法律に外れたことをやる自治体には補助金を出せないことになる。当時の資料が残っておらず、なぜ間違った通知を出したのかは分からない。良かれと思って出したと思う。法律の範囲内で対策が十分取れないなら、これまでに法律を変えるべきだったかもしれない。」というコメントは無責任な発言だ.自治体や医学会から批判が出るのは当然だろう.

 要約すると--前任者がやったことなのでわからない.法律に従っただけだから現場が混乱しても仕方がない.法改正しなかった方が悪い.--というところだろうか.国民が知らないうちに行政指導で法律をねじ曲げておきながら誰も責任をとる必要がないのだから厚生官僚には恐れ入るしかない.連帯責任は無責任というのはこういう事を言うのであろう.好き勝手をやって失敗したらやり直せばいいというのは子供の理屈である.

 

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