『--寝不足でも仕事スイスイ 米の薬剤、サルで効果 --
睡眠不足のために落ちた仕事の処理能力を薬で回復させる実験にサルで成功したと、米ウェークフォレスト大(ノースカロライナ州)などのチームが25日までに米科学誌に発表した。
人で効果が確認できれば、パイロットや医療従事者ら、睡眠不足でも高い処理能力が求められる人の助けになりそうだという。研究は兵士の睡眠不足に関心が強い米国防総省の助成を受けた。
カリフォルニア州のコーテックス製薬が開発中の「アンパカインCX717」という薬剤。記憶などにかかわる神経伝達物質グルタミン酸の働きを脳内で長持ちさせる働きがあるとされる。
チームはアカゲザルに、最初に1枚の絵を見せ、後で複数の絵の中から同じものを選ばせるテストをした。徹夜させて寝不足の状態に置くと間違いが増え、時間もかかったが、薬を注射すると成績は平常時並みに。テスト中に脳の活動を調べると、寝不足時は脳の特定の場所の活動が低下したが、薬を与えると平常時のパターンに戻った。
薬の作用についてチームは「CX717は脳全体を興奮させるのではなく、睡眠不足の影響を受けた特定部分の働きを回復させる」と説明、過度の興奮など、覚せい剤のような副作用は心配ないだろうとしている。』
こんな薬があったら使いたいパイロットや医療従事者が本当にいるのだろうか.たとえ脳の働きが一時的に回復したとしても体の疲労が無くなるわけではないだろう.頭だけが回復しても体がついてこなければ仕事になるわけがない.
そもそもなんでパイロットや医療従事者が対象になるのだろうか.航空機の事故や医療事故が最近多いからターゲットにされているのだろうか.そう考えるのなら薬より休みを与えるべきだろう.薬で働かされるより酒飲んで寝るほうがいいに決まっている.
だが,本当にこんな薬があったら試験前の一夜漬にはいいかもしれない.受験生だったら最後の一週間は連日投与なんてことをやるかも知れない.だが,連用すると副作用が出るかもしれない.いや,おそらく出るのだろう.薬に慣れてしまった脳が薬なしでは働かなくなるか,精神的に依存するようになるかのどちらかだろう.
これでまた病気がひとつ増えるわけだ.これも医学の進歩のひとつなのだろうか?
睡眠不足のために落ちた仕事の処理能力を薬で回復させる実験にサルで成功したと、米ウェークフォレスト大(ノースカロライナ州)などのチームが25日までに米科学誌に発表した。
人で効果が確認できれば、パイロットや医療従事者ら、睡眠不足でも高い処理能力が求められる人の助けになりそうだという。研究は兵士の睡眠不足に関心が強い米国防総省の助成を受けた。
カリフォルニア州のコーテックス製薬が開発中の「アンパカインCX717」という薬剤。記憶などにかかわる神経伝達物質グルタミン酸の働きを脳内で長持ちさせる働きがあるとされる。
チームはアカゲザルに、最初に1枚の絵を見せ、後で複数の絵の中から同じものを選ばせるテストをした。徹夜させて寝不足の状態に置くと間違いが増え、時間もかかったが、薬を注射すると成績は平常時並みに。テスト中に脳の活動を調べると、寝不足時は脳の特定の場所の活動が低下したが、薬を与えると平常時のパターンに戻った。
薬の作用についてチームは「CX717は脳全体を興奮させるのではなく、睡眠不足の影響を受けた特定部分の働きを回復させる」と説明、過度の興奮など、覚せい剤のような副作用は心配ないだろうとしている。』
こんな薬があったら使いたいパイロットや医療従事者が本当にいるのだろうか.たとえ脳の働きが一時的に回復したとしても体の疲労が無くなるわけではないだろう.頭だけが回復しても体がついてこなければ仕事になるわけがない.
そもそもなんでパイロットや医療従事者が対象になるのだろうか.航空機の事故や医療事故が最近多いからターゲットにされているのだろうか.そう考えるのなら薬より休みを与えるべきだろう.薬で働かされるより酒飲んで寝るほうがいいに決まっている.
だが,本当にこんな薬があったら試験前の一夜漬にはいいかもしれない.受験生だったら最後の一週間は連日投与なんてことをやるかも知れない.だが,連用すると副作用が出るかもしれない.いや,おそらく出るのだろう.薬に慣れてしまった脳が薬なしでは働かなくなるか,精神的に依存するようになるかのどちらかだろう.
これでまた病気がひとつ増えるわけだ.これも医学の進歩のひとつなのだろうか?
コメント