そんなに保険を使わせたくないなら...
2005年8月6日 医療の問題『--在宅の終末医療後押し 診療報酬の加算を検討 厚労省、06年度にも--
厚生労働省は4日、患者が終末期を自宅や地域で迎えるため、医師や看護師、薬剤師など医療関係者とケアマネジャーら介護スタッフが連携する「在宅医療チーム」の体制づくりに乗り出す方針を固めた。自宅などで亡くなる人の割合を現在の約2割から4割にすることを目指す。
終末期の患者が安心して退院できるよう、入院していた病院の担当者と、患者が住む地域の医療・介護スタッフが「診療計画(連携パス)」を策定し医療に取り組むことを報酬面で後押しする。
早ければ診療報酬と介護報酬が初めて同時に見直される2006年度改定に「地域連携パス加算」(仮称)を盛り込みたい考えだ。今後、社会保障制度審議会などで検討する。
自宅だけでなく地域での患者の受け皿を用意するため、ケアハウス(軽費老人ホーム)や少人数で共同生活するグループホーム、小規模な多機能型施設などに医療スタッフが出向いていく仕組みも検討。特別養護老人ホームで訪問看護を受けることが可能になるような制度の変更も目指す。
厚労省は、住み慣れた場所で最期を迎えたいという終末期の患者の希望に沿うと同時に、自宅での医療に比べ高額となる入院医療費の抑制効果も期待できるとしている。
患者の治療は1つの医療機関で完結することが難しく、通常は急性期の病院から回復・慢性期の病院、さらに介護施設などを経て在宅療養に移行するとされる。
しかし、入院先の病院担当者と地域の開業医や看護師、介護施設の間での情報の共有が少ない上、患者の容体が急変した際の受け入れ態勢なども整っておらず、終末期を自宅で迎えることは難しい現実がある。』
こんなことをやっても喜ぶのは開業内科医ぐらいだろう.患者の容体が急変したらせいぜい電話一本で救急病院へ送るだけでいいのだから.「診療計画(連携パス)」なんていうものを書くだけで診療報酬がもらえるのだったらこんなうまい話はないだろう.介護保険の業者と開業内科医そして調剤薬局が手を組んで一般病院の診療報酬をうまくかすめとる良い方法だ.
だが,診療や介護のレベルが入院中より上がることはないだろうし,家族の負担も増えるわけだから,健康保険料の支払いが少なくなった分以上にサービスが低下することは確実である.まあ,介護保険の時と同じで病院から患者を引き離して保険料を節約し,家族の経済的,肉体的自己負担を増やすことに変わりはない.
そんなに終末期の患者に健康保険を使わせるのがいやなら終末期医療にも自由診療を取り入れて患者や家族に選択させるべきだろう.療養型の入院もいずれ食費や光熱費は自己負担させるようだから,これに保険の効く医療行為と自由診療を合わせて自由診療分は患者に選択させればいいだろう.
厚生労働省は4日、患者が終末期を自宅や地域で迎えるため、医師や看護師、薬剤師など医療関係者とケアマネジャーら介護スタッフが連携する「在宅医療チーム」の体制づくりに乗り出す方針を固めた。自宅などで亡くなる人の割合を現在の約2割から4割にすることを目指す。
終末期の患者が安心して退院できるよう、入院していた病院の担当者と、患者が住む地域の医療・介護スタッフが「診療計画(連携パス)」を策定し医療に取り組むことを報酬面で後押しする。
早ければ診療報酬と介護報酬が初めて同時に見直される2006年度改定に「地域連携パス加算」(仮称)を盛り込みたい考えだ。今後、社会保障制度審議会などで検討する。
自宅だけでなく地域での患者の受け皿を用意するため、ケアハウス(軽費老人ホーム)や少人数で共同生活するグループホーム、小規模な多機能型施設などに医療スタッフが出向いていく仕組みも検討。特別養護老人ホームで訪問看護を受けることが可能になるような制度の変更も目指す。
厚労省は、住み慣れた場所で最期を迎えたいという終末期の患者の希望に沿うと同時に、自宅での医療に比べ高額となる入院医療費の抑制効果も期待できるとしている。
患者の治療は1つの医療機関で完結することが難しく、通常は急性期の病院から回復・慢性期の病院、さらに介護施設などを経て在宅療養に移行するとされる。
しかし、入院先の病院担当者と地域の開業医や看護師、介護施設の間での情報の共有が少ない上、患者の容体が急変した際の受け入れ態勢なども整っておらず、終末期を自宅で迎えることは難しい現実がある。』
こんなことをやっても喜ぶのは開業内科医ぐらいだろう.患者の容体が急変したらせいぜい電話一本で救急病院へ送るだけでいいのだから.「診療計画(連携パス)」なんていうものを書くだけで診療報酬がもらえるのだったらこんなうまい話はないだろう.介護保険の業者と開業内科医そして調剤薬局が手を組んで一般病院の診療報酬をうまくかすめとる良い方法だ.
だが,診療や介護のレベルが入院中より上がることはないだろうし,家族の負担も増えるわけだから,健康保険料の支払いが少なくなった分以上にサービスが低下することは確実である.まあ,介護保険の時と同じで病院から患者を引き離して保険料を節約し,家族の経済的,肉体的自己負担を増やすことに変わりはない.
そんなに終末期の患者に健康保険を使わせるのがいやなら終末期医療にも自由診療を取り入れて患者や家族に選択させるべきだろう.療養型の入院もいずれ食費や光熱費は自己負担させるようだから,これに保険の効く医療行為と自由診療を合わせて自由診療分は患者に選択させればいいだろう.
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