『診療報酬改定などを決める中央社会保険医療協議会(中医協)は12日、保険診療と自由診療を併用する「混合診療」について医療関係者ら2人から公開ヒアリングを行った。2人とも政府の規制改革・民間開放推進会議が求めている全面解禁に反対した。
 日本産科婦人科学会など64の学会でつくる外科系学会社会保険委員連合の出月康夫(いでづき・やすお)会長は「解禁は患者側の自己負担が増えるなど不利になる」と強調。規制改革会議が容認を求めている「有効性が認められる抗がん剤など医薬品の保険適用外症例への使用」に対しては「診療報酬の中に入れるべきで的外れだ」とはねつけた。
 混合診療は、一連の診療過程で一部でも自由診療を組み合わせると全部が保険外診療となり、治療費が全額自己負担となることが問題となっているが、国際医療福祉大学の開原成允(かいはら・しげこと)副学長は「混合診療の定義・認識があいまいなのが問題。もっと明確にできれば今の制度でもやっていける」と述べた。
 混合診療をめぐっては規制改革会議が全面解禁を強く主張。小泉首相が年内に結論を出すよう指示しており、厚生労働省はヒアリングなどを来週以降も重ね、今後の対応策を検討する。』

最近の政府,厚生労働省の目的は私からみるとたった一つである.「国民健康保険の破綻を防ぐために個人負担を増やすこと」これに尽きるのである.介護保険法なるものもこう考えるとわかりやすい.混合診療を解禁することにより自己負担,自己責任での医療になればおのずと保険診療は減るとでも考えているのだろう.

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