コミック漫画を参考にした?
2004年9月4日『へき地や離島の医師不足を解決するため、厚生労働省は3日までに、赴任を希望する医師を全国から募り、求人先の診療所と結び付ける「へき地医療情報センター」(仮称)を社団法人地域医療振興協会(東京)内に新設する方針を決めた。コミックやテレビドラマで人気を集めた離島の医師「Dr.コトー」のような医師を探し出す試み。厚労省は2005年度予算の概算要求に計2100万円を盛り込み、同年4月発足を目指す。厚労省指導課によると、センターの専従職員は数カ所のへき地や離島で勤務経験のあるベテラン医師1人を配置する予定。インターネットのホームページや電話などで希望者から質問や相談を受けながら、ぴったりの赴任先を決めるコーディネートをする。へき地医療に関心があっても、子供の教育問題や技術面などで不安を感じる医師は多いが、そうした人にも実体験を通じたアドバイスをして、希望や能力に合った診療所をあっせんする。センターは地域医療振興協会が運営しているホームページ「へき地医療情報ネットワーク」を充実。現在は行政情報や各地の取り組み紹介などが中心だが、今後は医師や看護師の求人・求職情報を全国的に集めて紹介していくという。地方の深刻な医師不足は、大学病院の勤務医らが実際は勤務していない医療機関から報酬を受ける「名義貸し」の背景にもなり、坂口力厚労相が国としての対策を指示した。同省は情報センターのほか、定年退職した医師にへき地などに赴任してもらう再教育費用や、大病院から診療所を遠隔支援するテレビ会議システム整備費なども来年度予算に盛り込む方針。』
名義貸しのメリットがなくなった大学からの派遣は期待できなくなりへき地や離島の医師不足はきっと予想以上に深刻なのだろう.もともと大学だって人手不足のところが多いところへ国公立大学の独立行政法人化で大学病院もより安い労働力が必要になり大学院生を現場に駆り出しているくらいである.地方医療はすでに見捨てられているのだ.
こんな状況を作り出した厚生労働省が自ら医師斡旋業者のまねごとをしなければならないのはなんとも皮肉な話である.本当にへき地や離島の医師不足を解消できるかどうかは疑わしいがここでコミックの医師を引き合いに出すこと自体すでに現実が見えていないといえるだろう.現実が見えている医師斡旋業者にはきっと相手にされないだろうが,せめてどこかの業者のコメントくらいは聞きたいところだ.
以前の厚生労働省は何もしないのが特徴であったが,それが長く続いた結果としてまともなことができなくなってしまったのだろう.コミックじゃなくても絵に描いた餅ばかり食べさせられる患者や医者は怒るだろう.社会保険庁をはやく民営化するとともにできもしない僻地への医師斡旋などは民間業者にまかせてよけいなことはしてもらわないほうが税金の無駄遣いにはならないにちがいない.
名義貸しのメリットがなくなった大学からの派遣は期待できなくなりへき地や離島の医師不足はきっと予想以上に深刻なのだろう.もともと大学だって人手不足のところが多いところへ国公立大学の独立行政法人化で大学病院もより安い労働力が必要になり大学院生を現場に駆り出しているくらいである.地方医療はすでに見捨てられているのだ.
こんな状況を作り出した厚生労働省が自ら医師斡旋業者のまねごとをしなければならないのはなんとも皮肉な話である.本当にへき地や離島の医師不足を解消できるかどうかは疑わしいがここでコミックの医師を引き合いに出すこと自体すでに現実が見えていないといえるだろう.現実が見えている医師斡旋業者にはきっと相手にされないだろうが,せめてどこかの業者のコメントくらいは聞きたいところだ.
以前の厚生労働省は何もしないのが特徴であったが,それが長く続いた結果としてまともなことができなくなってしまったのだろう.コミックじゃなくても絵に描いた餅ばかり食べさせられる患者や医者は怒るだろう.社会保険庁をはやく民営化するとともにできもしない僻地への医師斡旋などは民間業者にまかせてよけいなことはしてもらわないほうが税金の無駄遣いにはならないにちがいない.
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