それでも煙草はやめられない?
2004年8月25日『たばこを吸う人は吸わない人に比べ、男性で3.6倍、女性で2.7倍、脳卒中の一種のくも膜下出血になりやすいことが、厚生労働省研究班の大規模疫学調査で24日までに、分かった。脳卒中全体でも喫煙者の発症率が高かった。たばこを吸わなければ、日本で年間約16万人の脳卒中を予防でき、約1万5000人の死亡を防ぐことができる計算という。研究班は4、50代の日本人男女約4万2000人を1990年から11年間追跡。喫煙と脳卒中の関係を調べた。喫煙との関係が最も大きかったくも膜下出血の場合、非喫煙者に比べ、喫煙本数が1日20本未満の男性は3.2倍、20本以上40本未満の男性は3.8倍、それぞれ発症率が高かった。脳の太い血管が詰まる「大血管脳梗塞(こうそく)」、細い血管が詰まる「ラクナ梗塞」も同じ傾向。男性の喫煙者は非喫煙者に比べ発症率がそれぞれ2.2倍、1.5倍高かった。どちらも1日の本数が40本以上になると、発症率は2倍を超えた。研究班の万波俊文(まんなみ・としふみ)香川大医学部助教授は「脳卒中の予防は禁煙が第1で、塩分を控えた食事や血圧のコントロールなども重要」と話している。』
教科書的にも脳血管障害(くも膜下出血,脳出血,脳梗塞)のリスクファクターとして喫煙はいつもとりあげられている.経験的にも喫煙者に脳梗塞が多いし,脳ドックでMRAをみていても喫煙者では年齢に比べて脳血管や頚動脈の動脈硬化は強い傾向にある.
私の喫煙歴は20本X5年程度しかなく現在は喫煙していない.だが,脳ドックで同年代の喫煙者の脳血管像をみると今さらながら禁煙してよかったと思うばかりである.気のせいか喫煙者は見かけも私より10歳くらい老けて見えるのは気のせいだろうか.
ちなみにくも膜下出血のリスクファクターには高血圧は入っていないから塩分制限は意味が無い.高血圧に関しても摂取した塩分に依存して血圧上昇をみる人はそれほど多くなく3割程度しかいないというデータもある.つまり高血圧に関しては降圧剤を内服することがもっとも簡単で確実な予防法であると思う.
だが,煙草は自分で禁煙しなければならないから難しいらしい.若年者の喫煙を防ぐ意味でも煙草の税金をもっと上げて高価でなかなか買えないものにするのが国民の健康を守るためには必要なことだと思うのだがどうだろうか.
もうひとつ適度なアルコール摂取は脳梗塞や心筋梗塞のリスクを下げるということがわかっている.特にビールはいいらしい.国民の健康のためにはビールの酒税は下げるのが望ましいだろう.
もちろん私はビール党である.
教科書的にも脳血管障害(くも膜下出血,脳出血,脳梗塞)のリスクファクターとして喫煙はいつもとりあげられている.経験的にも喫煙者に脳梗塞が多いし,脳ドックでMRAをみていても喫煙者では年齢に比べて脳血管や頚動脈の動脈硬化は強い傾向にある.
私の喫煙歴は20本X5年程度しかなく現在は喫煙していない.だが,脳ドックで同年代の喫煙者の脳血管像をみると今さらながら禁煙してよかったと思うばかりである.気のせいか喫煙者は見かけも私より10歳くらい老けて見えるのは気のせいだろうか.
ちなみにくも膜下出血のリスクファクターには高血圧は入っていないから塩分制限は意味が無い.高血圧に関しても摂取した塩分に依存して血圧上昇をみる人はそれほど多くなく3割程度しかいないというデータもある.つまり高血圧に関しては降圧剤を内服することがもっとも簡単で確実な予防法であると思う.
だが,煙草は自分で禁煙しなければならないから難しいらしい.若年者の喫煙を防ぐ意味でも煙草の税金をもっと上げて高価でなかなか買えないものにするのが国民の健康を守るためには必要なことだと思うのだがどうだろうか.
もうひとつ適度なアルコール摂取は脳梗塞や心筋梗塞のリスクを下げるということがわかっている.特にビールはいいらしい.国民の健康のためにはビールの酒税は下げるのが望ましいだろう.
もちろん私はビール党である.
コメント