医食同源
2004年8月5日『共和党を支持する「赤い米国」と民主党を支持する「青い米国」。その価値観の対立が、先日の米民主党全国大会でも話題になった。興味深いのは、「すしを食べる」ことが「青」の人々の象徴的な生活スタイルに分類されている点だ。「赤青現象」は、しこりを残した2000年大統領選後の米国内の政治状況を、学者や評論家が分析したもの。すしは、「赤」の人々がバーベキューを好むのと対比させた概念として登場する。リベラルなインテリの食べ物といった感覚が、そこにある。「青」の人々は東と西の海岸沿いの州に多く住む。その間に広がる内陸部は圧倒的に「赤」の世界だ。すしは今や米国でもポピュラーな存在。ワシントン郊外ではスーパーでも売っている。とはいえ、確かに田舎ではあまり目にしない。ブッシュ大統領が昨年10月に訪日した時のことを思い出した。日本政府は小泉純一郎首相との夕食会に鉄板焼きの高級和牛を用意した。すしの嫌いな大統領に配慮してのことだ。事前のテレビのインタビューで自分のことを「ビーフマン」と公言していた大統領は、苦手の生魚に出合わずにご満悦の様子だった。すしを食べる人が「青=民主党支持」に色分けされるのは、こんな背景もあるかもしれない。牛肉を食べる「赤」こそが米国社会の主流なのだという共和党側のイメージ戦略もちらつく。もちろん、すしが大好物の共和党員もいるし、高くて手が出ない民主党員も少なくないだろう。しかし、大統領選まで、すしを食べる時は周囲をじっくり観察することにしよう。』
『衆院農林水産委員会は4日、牛海綿状脳症(BSE)問題を質疑し、国内で実施している全頭検査の見直しは「対米譲歩ではないか」との疑念が与野党から相次いだ。政府側は「国民の安全重視」(亀井善之農相)と答弁するのが精いっぱいだった。西川京子氏(自民)は「米国に譲歩したような印象を与えてもいいのか」、楢崎欣弥氏(民主)も「米大統領選を配慮しているのでは」とただした。これに対して亀井農相は「国民の安全・安心を確保し、理解を得ることが大事。(大統領選には)いささかも左右されない」と答弁した。また全頭検査の必要性ついての問いに関して、政府側は全頭検査の意義を認めながらも、今後の対応は「食品安全委員会の議論を注視したい」と繰り返した。』
医食同源とは中国の言葉だったろうか,米国では政食同源とでもいうのであろうか.以前に『米国式の食生活はリスクが高い』という日記を書いたが,動脈硬化とプリオン病で頭がおかしくなる確率は果物、野菜、魚、全粒穀物をたくさん食べているほうが少ないはずで,そういう点から見ても「青=民主党支持」のほうがクールに思える.
血の気の多い牛肉を好む人は好戦的なイメージがするのは私だけだろうか.イラク戦争とBSEのおかげで牛肉はなくても我慢ができるようになったことは経済的にも健康上もありがたいことである.日本はむしろブッシュ大統領を反面教師とすべきだ.農相で思い出したが,輸入牛肉を諫早湾のような無責任な結果に終わらせないように国民は十分に政府を監視し批判すべきであろう.
『衆院農林水産委員会は4日、牛海綿状脳症(BSE)問題を質疑し、国内で実施している全頭検査の見直しは「対米譲歩ではないか」との疑念が与野党から相次いだ。政府側は「国民の安全重視」(亀井善之農相)と答弁するのが精いっぱいだった。西川京子氏(自民)は「米国に譲歩したような印象を与えてもいいのか」、楢崎欣弥氏(民主)も「米大統領選を配慮しているのでは」とただした。これに対して亀井農相は「国民の安全・安心を確保し、理解を得ることが大事。(大統領選には)いささかも左右されない」と答弁した。また全頭検査の必要性ついての問いに関して、政府側は全頭検査の意義を認めながらも、今後の対応は「食品安全委員会の議論を注視したい」と繰り返した。』
医食同源とは中国の言葉だったろうか,米国では政食同源とでもいうのであろうか.以前に『米国式の食生活はリスクが高い』という日記を書いたが,動脈硬化とプリオン病で頭がおかしくなる確率は果物、野菜、魚、全粒穀物をたくさん食べているほうが少ないはずで,そういう点から見ても「青=民主党支持」のほうがクールに思える.
血の気の多い牛肉を好む人は好戦的なイメージがするのは私だけだろうか.イラク戦争とBSEのおかげで牛肉はなくても我慢ができるようになったことは経済的にも健康上もありがたいことである.日本はむしろブッシュ大統領を反面教師とすべきだ.農相で思い出したが,輸入牛肉を諫早湾のような無責任な結果に終わらせないように国民は十分に政府を監視し批判すべきであろう.
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