麻薬撲滅に何をすべきか
2004年7月29日『--逮捕の少年、大麻欲しさ窃盗 教育現場にショック--
県内の高校生らが大麻欲しさに金庫破りなどの盗みを重ね、大麻取締法違反(所持など)や窃盗容疑などで逮捕されていたことが14日、明らかになった。少年らは金だけでなく、大麻を計量する上皿てんびんまで出身中学から盗み出したとみられる。警視庁の調べに少年らは「(大麻を)学校で吸った」と話しており、高校での薬物汚染の広がりに、教育現場はショックを受けている。警視庁に捕まった県内の高校生(当時)は少女を含め計9人。大麻などの薬物を乱用していた少年13人も補導された。
県教育局は終日情報収集に追われ、同局生徒指導室の中村幸一室長は「事実とすればあってはならないこと。(今後)どうすればいいのか」と述べた。同局は、県内の公立高校長に薬物乱用防止指導を徹底するよう文書で依頼したが、「報道で知って事実関係の把握に努めているが、学校の特定もままならない」(同局幹部)という。生徒2人が逮捕された県東部の県立高の教頭は「報道されている通りならショックで残念」と話した。事態を把握し、生徒や保護者に説明して対応策を検討するという。同校によると逮捕された生徒らは「多少ルーズなところはあるが、こんな事件にかかわるような態度はなかった」と説明している。学校内が大麻の吸飲や受け渡し場所になっていた疑いもあるが「たばこの吸いがらの有無などは常にチェックしているが、大麻と思われるものは見つかっていない」としている。大麻所持で昨年11月、逮捕された生徒から事前に「大麻を吸った」などと相談があり、担任らが指導をしていたという。一方、同高近くの市立中では4月、理科室から上皿てんびんが盗まれる事件があり、同中の卒業生で高校生グループの仲間が、大麻を計量するために盗み出した疑いが持たれている。校長は「なんでそんなもの(大麻)に手を出したのか、がっかりした」と話した。また、窃盗の疑いで逮捕された少年(17)が通っていた県中部の私立高は14日、職員会議を開き、17日の全校集会で事件を生徒に報告することを決めた。教頭は「(もし他の在校生の)関与があれば見過ごせない。調査をせざるを得ない」と話した。同校によると、逮捕された少年は、4月の新学期が始まってから休みがちになり同月20日ごろ、母親から退学届が提出され、同月30日に受理された。同校教諭の1人は生徒について「明るく身だしなみもきちんとしていた」などと話した。』
たばこでさえやめられない人間が多いのだからより依存性や習慣性の強い麻薬は一度手をつけたらやめらるわけがない.教育現場はまたもショックを受けたそうだが,殺人の低年齢化やHIV感染はここ数年の問題だが麻薬やシンナーや喫煙といった問題は昔からあることでなんでそんなことにいまさらショックを受けるのだろうか.
教育者の犯罪が社会問題になっている一方で社会問題や犯罪に鈍感な教師が多いだけなのではないだろうか.自分の生徒を危険から守る危機管理意識が欠けているという点から見ればこれも人を教育するものとしての資質の問題である.そういえば親に虐待されて不登校になった児童の家まで行っても虐待に気がつかなかった教師もいた.
もっとも教師が麻薬に敏感になったとしても犯罪は減るわけもない.中国などに比べるとわが国は麻薬に関しては刑罰が軽いのも気になる点だ.特に麻薬を資金源にしている犯罪者に対する刑罰は軽すぎるだろう.これが麻薬撲滅できない本当の理由のような気がするがどうだろうか.
麻薬が本人の健康を害するだけなら煙草と同じかもしれないが,その習慣性の強さと高価であるがゆえに強盗や窃盗の原因になったり,覚せい剤のように精神に異常をきたして殺人を犯したりと他の犯罪の原因となる点が非常に危険である.外国人強盗や精神異常者の殺人が社会問題となっている割には麻薬に対する認識は低すぎはしないだろうか.
もっとも喫煙による健康被害の数に比べれば麻薬ははるかに発生件数が少ないというのならまず受動喫煙に対する罰則をつくるべきなのかもしれないが.
県内の高校生らが大麻欲しさに金庫破りなどの盗みを重ね、大麻取締法違反(所持など)や窃盗容疑などで逮捕されていたことが14日、明らかになった。少年らは金だけでなく、大麻を計量する上皿てんびんまで出身中学から盗み出したとみられる。警視庁の調べに少年らは「(大麻を)学校で吸った」と話しており、高校での薬物汚染の広がりに、教育現場はショックを受けている。警視庁に捕まった県内の高校生(当時)は少女を含め計9人。大麻などの薬物を乱用していた少年13人も補導された。
県教育局は終日情報収集に追われ、同局生徒指導室の中村幸一室長は「事実とすればあってはならないこと。(今後)どうすればいいのか」と述べた。同局は、県内の公立高校長に薬物乱用防止指導を徹底するよう文書で依頼したが、「報道で知って事実関係の把握に努めているが、学校の特定もままならない」(同局幹部)という。生徒2人が逮捕された県東部の県立高の教頭は「報道されている通りならショックで残念」と話した。事態を把握し、生徒や保護者に説明して対応策を検討するという。同校によると逮捕された生徒らは「多少ルーズなところはあるが、こんな事件にかかわるような態度はなかった」と説明している。学校内が大麻の吸飲や受け渡し場所になっていた疑いもあるが「たばこの吸いがらの有無などは常にチェックしているが、大麻と思われるものは見つかっていない」としている。大麻所持で昨年11月、逮捕された生徒から事前に「大麻を吸った」などと相談があり、担任らが指導をしていたという。一方、同高近くの市立中では4月、理科室から上皿てんびんが盗まれる事件があり、同中の卒業生で高校生グループの仲間が、大麻を計量するために盗み出した疑いが持たれている。校長は「なんでそんなもの(大麻)に手を出したのか、がっかりした」と話した。また、窃盗の疑いで逮捕された少年(17)が通っていた県中部の私立高は14日、職員会議を開き、17日の全校集会で事件を生徒に報告することを決めた。教頭は「(もし他の在校生の)関与があれば見過ごせない。調査をせざるを得ない」と話した。同校によると、逮捕された少年は、4月の新学期が始まってから休みがちになり同月20日ごろ、母親から退学届が提出され、同月30日に受理された。同校教諭の1人は生徒について「明るく身だしなみもきちんとしていた」などと話した。』
たばこでさえやめられない人間が多いのだからより依存性や習慣性の強い麻薬は一度手をつけたらやめらるわけがない.教育現場はまたもショックを受けたそうだが,殺人の低年齢化やHIV感染はここ数年の問題だが麻薬やシンナーや喫煙といった問題は昔からあることでなんでそんなことにいまさらショックを受けるのだろうか.
教育者の犯罪が社会問題になっている一方で社会問題や犯罪に鈍感な教師が多いだけなのではないだろうか.自分の生徒を危険から守る危機管理意識が欠けているという点から見ればこれも人を教育するものとしての資質の問題である.そういえば親に虐待されて不登校になった児童の家まで行っても虐待に気がつかなかった教師もいた.
もっとも教師が麻薬に敏感になったとしても犯罪は減るわけもない.中国などに比べるとわが国は麻薬に関しては刑罰が軽いのも気になる点だ.特に麻薬を資金源にしている犯罪者に対する刑罰は軽すぎるだろう.これが麻薬撲滅できない本当の理由のような気がするがどうだろうか.
麻薬が本人の健康を害するだけなら煙草と同じかもしれないが,その習慣性の強さと高価であるがゆえに強盗や窃盗の原因になったり,覚せい剤のように精神に異常をきたして殺人を犯したりと他の犯罪の原因となる点が非常に危険である.外国人強盗や精神異常者の殺人が社会問題となっている割には麻薬に対する認識は低すぎはしないだろうか.
もっとも喫煙による健康被害の数に比べれば麻薬ははるかに発生件数が少ないというのならまず受動喫煙に対する罰則をつくるべきなのかもしれないが.
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