今度は福岡のカッターナイフ教師ですか
2004年6月19日『福岡市南区の市立福翔(ふくしょう)高校(段裕明校長、951人)で、授業中に居眠りをした2年男子生徒に40代の男性教師がカッターナイフを渡し、「血で書け」と反省文を書かせていたことが分かった。教諭は校長に「事の重大さを分かってほしかったが、まさか本当に血で書くとは思わなかった」と報告し、翌日、校長らと生徒の保護者に謝罪した。同高によると、男性教諭は17日午後3時ごろ、午前中の自分の授業で居眠りをした男子生徒を職員室に呼び出して注意した。しかし「生徒に反省の態度が見られなかった」として、B4判の紙とカッターナイフを渡し「鉛筆ではなく血で書け」と反省文を書くよう迫り、職員室を離れた。数分後に戻ると、生徒は左手の人さし指を切り、血で反省文の1行目を書き出していたという。教諭はすぐにやめさせたが、保健室で治療を受けさせることもなく、改めて鉛筆で書くよう指示。生徒は用紙の裏まで反省文を書いた。カッターナイフは学校の事務備品だった。職員室には当時、他に約10人の教諭がいたが、打ち合わせ中で気付かなかったという。その後、教諭は自ら校長に血で書かせた事実を報告。「授業前に注意したが眠った。反省が見られなかったので指導したが行き過ぎだった」と説明し、反省しているという。治療を受けさせなかったことについて学校側は「血は流れておらず、それほどの傷ではなかった」と釈明している。保護者は学校の謝罪に対し「指導は行き過ぎではないか」と話し、生徒は18日、学校を休んだという。19日午前に会見した段校長は「熱心な先生だが、カッターを持ち出すなど考えられないことだ。佐世保の事件(以降、学校での刃物の扱いが特に慎重になっていること)は、先生は皆、きちんと受け止めていると認識していたが、教師に対する指導が不適切だった。二度と起こらないよう指導したい」と話した。』
佐世保の事件などこの高校教師にはきっと他人事にちがいない.自分がカッターナイフで生徒に切りつけられるまでこの無神経さはきっと直らないだろう.授業中に居眠りをしただけでこんな制裁が待っているなんて信じられないことだ.私も看護学校で教えていてもあまりにおおっぴらに居眠りをされると腹が立つこともある.だが,自分の怒りを生徒にぶつけるのは教師のするべきことではない.
授業中の私語にしても居眠りにしても気に食わなければ教室から退室させればすむことであろう.教育熱心なのは教師として当然だが,カッターナイフを渡すことには教育としては何の必然性も考えられないし,体罰で問題を解決する姿勢は明らかに誤っている.生徒が拒否することができない状況であれば考えようによっては恐喝行為であろう.
カッターナイフで血で書けなどという恐喝まがいのことが学校という閉じた世界で行われていることに嫌悪感をおぼえるのだ.以前自分の子供の指を詰めさせた父親が逮捕されたが,このような教師こそ決して見逃すべきではないであろう.教師のセクハラや虐待が過失であることはあり得ない.生徒に対して優位な立場にある教師のこれら暴力行為に対しては教師にまかせるのではなく厳格に刑法を適用すべきであろう.
佐世保の事件などこの高校教師にはきっと他人事にちがいない.自分がカッターナイフで生徒に切りつけられるまでこの無神経さはきっと直らないだろう.授業中に居眠りをしただけでこんな制裁が待っているなんて信じられないことだ.私も看護学校で教えていてもあまりにおおっぴらに居眠りをされると腹が立つこともある.だが,自分の怒りを生徒にぶつけるのは教師のするべきことではない.
授業中の私語にしても居眠りにしても気に食わなければ教室から退室させればすむことであろう.教育熱心なのは教師として当然だが,カッターナイフを渡すことには教育としては何の必然性も考えられないし,体罰で問題を解決する姿勢は明らかに誤っている.生徒が拒否することができない状況であれば考えようによっては恐喝行為であろう.
カッターナイフで血で書けなどという恐喝まがいのことが学校という閉じた世界で行われていることに嫌悪感をおぼえるのだ.以前自分の子供の指を詰めさせた父親が逮捕されたが,このような教師こそ決して見逃すべきではないであろう.教師のセクハラや虐待が過失であることはあり得ない.生徒に対して優位な立場にある教師のこれら暴力行為に対しては教師にまかせるのではなく厳格に刑法を適用すべきであろう.
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