禁煙しましょう

2004年5月31日
『米政府は31日の世界禁煙デーを前に、喫煙の健康影響に関する報告書を発表。報告の責任者のカルモナ米医務総監は「喫煙の害は、ほぼすべての臓器に及ぶ」と明快に結論付けた。報告書は、世界の主要論文の検討を基にまとめられた。肺がん以外にも腎臓がんや白内障など多くの疾患について、喫煙が原因であることが新たに分かってきたと指摘。また「65歳以上で禁煙しても、喫煙に関連した病気で死亡する危険を大幅に減らせる」として、年齢にかかわらず禁煙するよう訴えた。
報告書によると、喫煙との因果関係が最近判明したのは、腎臓がんと白内障に加え胃がん、膵臓(すいぞう)がん、子宮頚(けい)がん、急性骨髄性白血病、肺炎、腹部大動脈瘤(りゅう)、歯周炎の計9疾患。これまで関連が知られていたものと合わせ、喫煙が計36の疾患や異常の原因になっているとした。一方、前立腺がんや勃起(ぼっき)不全などについては「喫煙との関連を指摘する研究があるが、現段階では因果関係があるとまでは言えない」としている。』

『世界保健機関(WHO)の李鍾郁(イ・ジョンウク)事務局長は28日、世界禁煙デー(31日)にちなんだ声明を発表し、昨年のWHO総会で採択された「たばこ規制枠組み条約」の発効に向けて各国が一層努力するよう要請した。事務局長は声明で「世界では喫煙を原因とする病気で6.5秒に1人が死んでいる。たばこの消費量が増加している地域もある」と指摘、条約発効により「強力なたばこ規制の手だてができる」とし「署名と批准を急いでほしい」と訴えた。同条約には28日までに118カ国と欧州連合(EU)が署名、シンガポールやインドなど16カ国が批准している。発効には40カ国の批准が必要。日本は署名済みだが、批准していない。発効に向けた署名手続きは6月29日でいったん締め切られるが、批准には期限がない。』

最近レストランなどでも日中は禁煙となるところがでてきたが,夜間はなぜそうならないのか?相変わらず喫煙者が優先する日本の現状には我慢がならない.喫煙者に非喫煙者と同じ保険料で健康保険を適用するなどもってのほかである.せめて保険料を同じにするならたばこ税に喫煙被害による健康保険料増加分の上乗せをして健康保険に還付するのでなければ非喫煙者は喫煙者のために余計に保険料をはらってるようなものである.

ついでだが科学的データで明らかな害が証明されているにもかかわらず喫煙している医師や看護師は医療従事者たる資格がないと言ってもかまわないであろう.たばこ臭い医師や看護士にたばこの害について話す資格はないし,わかっていても改善できないのでは医療従事者たる資格はないと思う.

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