人間いくつになっても
2004年4月9日 終わりも近づいた外来に80歳を過ぎた女性が年1回の検査とやらで受診した.時々頭が痛くなるそうで肩こりもあるが,今はなんともないと言う.自分で検査を希望して来たのだからMRIを撮り加齢によるもの以外は特に異常の無いことを説明し,心配しないで長生きしてねという感じで診察室から見送った.
すると5分もしないうちに家族の方が戻って来た.「うちのおばあちゃん.そこのポスターに書いてある動脈硬化っていうのをすごく気にしているんです.脳梗塞の原因になるって書いてあるから,自分も動脈硬化になっていないかどうか心配なんだそうです.大丈夫でしょうか.」と私に質問するのである.
「顔のしわとおんなじで,血管も老化するから歳とともにだれでも動脈硬化していくんですよ.」とは説明したのだが,80歳を過ぎても中年のおばさんたちと同じ心配をしているおばあちゃんには感心するべきなのかあきれるべきなのか.
私も80歳になる頃には人間が少しはわかるようになるかも知れない.
すると5分もしないうちに家族の方が戻って来た.「うちのおばあちゃん.そこのポスターに書いてある動脈硬化っていうのをすごく気にしているんです.脳梗塞の原因になるって書いてあるから,自分も動脈硬化になっていないかどうか心配なんだそうです.大丈夫でしょうか.」と私に質問するのである.
「顔のしわとおんなじで,血管も老化するから歳とともにだれでも動脈硬化していくんですよ.」とは説明したのだが,80歳を過ぎても中年のおばさんたちと同じ心配をしているおばあちゃんには感心するべきなのかあきれるべきなのか.
私も80歳になる頃には人間が少しはわかるようになるかも知れない.
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