長嶋監督に関する記事を見ていると,そこは報道というよりうわさ話のレベルであることに気づきマスメディアのレベルの低さにあきれてしまう.事実をだけを伝えればよいものを枝葉がついてなにが事実かわからない.これでは一般人はなにがなんだかわからなくなるのも無理もない.
まず,長嶋監督の脳梗塞をいまだに一過性の脳虚血発作の一種のように説明したり,芸能人の小さな脳血栓症と脳梗塞という病名だけで同一視し希望的経過を述べたりと,まあ,心原性塞栓症による脳梗塞がわかっていないからこんな話になるのだろう.
もうひとつ同業者として情けないのは脳神経外科医がコメントを求められて主治医でもないのに長嶋監督の病状を推測して述べたりしていることである.ちなみに主治医は脳神経内科医であるし,患者の個人情報を必要もないのに流すわけにはいかないのだから脳神経外科医が知っているわけもないはずだ.まあ,新聞に名前が出ただけで権威だと思ってくれる患者がいるからついコメントもしたくなるのだろうが.
それにしても同病名というだけで芸能人のそれも小梗塞を例に挙げるのだろうか,これは一般人に長嶋監督も軽症という希望を与えたいのかも知れないが,心原性塞栓症の例としてあげるなら一番有名なのは小渕首相であろう.そう,心原性塞栓症とは死亡する危険もある脳梗塞だということを正しく伝えるのが報道というものであろう.
長嶋監督のことを本当に考えるならば,ここは大事をとるべきであろう.アテネの監督続投という誰かの希望のために長嶋監督軽症説をあえて作り上げるているかのような報道は情報操作にすぎない.医師のコメントも引用するなら全文記載するべきで,一部を勝手な解釈で流用するのはやめるべきである.よろこんで患者情報を記者会見するのは報道に利用されるのみで患者の利益になるとは思えないのである.
たまたま自分の専門領域の報道なので,見ていていろいろなことがわかるのだが,自分の専門外のこともきっとこの調子で報道されているかと思うと情報の信憑性が疑われる.新聞やニュースでわかったつもりになっていることなんて案外こんなもんなんだろう.きっと世の中は私もわかってないことがいっぱいなんだろう.
まず,長嶋監督の脳梗塞をいまだに一過性の脳虚血発作の一種のように説明したり,芸能人の小さな脳血栓症と脳梗塞という病名だけで同一視し希望的経過を述べたりと,まあ,心原性塞栓症による脳梗塞がわかっていないからこんな話になるのだろう.
もうひとつ同業者として情けないのは脳神経外科医がコメントを求められて主治医でもないのに長嶋監督の病状を推測して述べたりしていることである.ちなみに主治医は脳神経内科医であるし,患者の個人情報を必要もないのに流すわけにはいかないのだから脳神経外科医が知っているわけもないはずだ.まあ,新聞に名前が出ただけで権威だと思ってくれる患者がいるからついコメントもしたくなるのだろうが.
それにしても同病名というだけで芸能人のそれも小梗塞を例に挙げるのだろうか,これは一般人に長嶋監督も軽症という希望を与えたいのかも知れないが,心原性塞栓症の例としてあげるなら一番有名なのは小渕首相であろう.そう,心原性塞栓症とは死亡する危険もある脳梗塞だということを正しく伝えるのが報道というものであろう.
長嶋監督のことを本当に考えるならば,ここは大事をとるべきであろう.アテネの監督続投という誰かの希望のために長嶋監督軽症説をあえて作り上げるているかのような報道は情報操作にすぎない.医師のコメントも引用するなら全文記載するべきで,一部を勝手な解釈で流用するのはやめるべきである.よろこんで患者情報を記者会見するのは報道に利用されるのみで患者の利益になるとは思えないのである.
たまたま自分の専門領域の報道なので,見ていていろいろなことがわかるのだが,自分の専門外のこともきっとこの調子で報道されているかと思うと情報の信憑性が疑われる.新聞やニュースでわかったつもりになっていることなんて案外こんなもんなんだろう.きっと世の中は私もわかってないことがいっぱいなんだろう.
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