睡眠不足

2003年12月13日コメント (2)
当直明け.昨晩は救急患者もなく当直業務は楽だった...はずだが,年末でもあり残しておいた(残ってしまった?)書類を一気にかたづけようとしたので結局いつもよりも睡眠時間を減らしてしまった.最近は3時間半の睡眠ではちょっと堪えるなあ.

私が大学で脳外科医の修業をはじめた頃は,1年目の医者は病棟で最後まで仕事をやるのが当たり前で帰宅はだいたい午後10時から午前1時の間だった.朝は午前8時には大学に着いていないといけないので睡眠時間は6〜7時間くらいだったろうか.

とにかく1日中眠くてムンテラ中にこっくりとやって上の先生に怒られたり,医局のレクに行く途中に居眠りで接触事故を起したりとまあ大変だった.記憶ももうろうとしていたのかその当時の厭なことも幸いあんまり憶えていない.

どっかの大学の脳外科医1年目が医局旅行で居眠り運転で死亡したのもその頃でまったく他人事とは思えなかったことを憶えている.

大学院での研究時代は規則的生活が送れた.研究とアルバイトで忙しかったが,自分の予定で行動できたのはあの時代だけだった.

大学院を卒業して臨床に戻るとそこはまた睡眠不足との戦いだった.そこで私は睡眠時間を減らしても十分睡眠がとれるように短時間で深く眠ることを意識した.眠るときに睡眠時間を自分の中にイメージするようにしたのである.

現在の私の睡眠時間は5時間.パターンはもともと午前2時30分就眠〜午前7時30分起床だったが,最近は午後10時就眠〜午前3時起床.

1日8時間睡眠の人より1日3時間多い人生.
ちょっと計算すると1年で1095時間多い.覚醒している時間が18%多い.なんか得したように感じるが,その分寿命が短いなんてこともないだろう.

最近は仕事に追われることも少なくなったからもっと寝てもいいのかもしれない.だが,習慣にしてきた5時間睡眠をまた延ばすのも難しそうだ.3時間を有効に使うなにかを考えたほうがよさそうだ.また今度の当直の時にでも考えてみよう.


コメント

Fruits
2006年2月28日9:42

探し当て今拝見しました 私は今休職中ですが仕事は凄まじい不規則な時間の中で働く職場で、朝の2時に起きたり、27時間ぶっつづけで仕事してたりだったので、頭の中でイメージして起きるというのは可能です 私もそうしていたので仕事に関しては寝坊した事はないし、デート中寝てしまう事はあっても仕事中寝た事もありません でもそのツケが休日に回ってきて体調を崩してました 脳外科医さんの仕事に対する情熱と仕事への自覚責任感がなせる技なので尊敬します!不規則ではあってもリズムは大まかにあるお仕事と365日不規則な生活での負荷の違いかもしれませんが、体内時計を狂わす事が365日あると内臓が悲鳴あげるのか、でも全く病気しない人もいるので個体差かもしれません 心から羨ましいけど、真似ができないかもしれません・・・・(涙)私が睡眠中にかなり夢を見るのは、人生がもったいないと思ってるので夢の中でも生きなくちゃ!って焦っているのかもしれませんね 脳外科医さんの最近のBLOGでは写真をUPする日を楽しみにしています お仕事大変でしょうけど頑張ってください 万一私が脳いっ血で脳外科医さんの病院へ運ばれたらBLOG仲間という事でどうか丁寧に手術してくださいね!(笑)

ブログ脳外科医
脳外科医
2006年2月28日11:18

了解しました.脳外科医のブログを読んでいると言ってください.『私が脳外科医です.』とはたぶん言いませんが,最善の手術はさせていただきます.

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